★12月15日以降の金標準先物の60分足では、上昇の勢いが鈍化してもみ合い相場になった。24時間SMA(緑線)を下抜けしてきており、雲の上限がサポートとして意識されるかが注目される。戻り基調が強かったことから、週末を控え利益確定売りが出やすかった。
NY金先物市場は1881.90-1895.70ドルのレンジ相場となった。3日続伸で11月9日以来、1カ月ぶり以上となる1900ドル台回復をうかがう上昇となった後を受けて、調整の売りが入った。史上最高値をつけた米国株などと同様に、投資資金の流入を背景に上昇した資産市場とあって、クリスマス週を翌週に控えた週末の調整が進みやすかった。ニューヨーク市場の序盤にかけて1895.70ドルまで買われたが、ユーロ高は一服しつつあることや、米長期金利の下げ渋りを意識して利益確定を狙った売りが優勢となり、金先物は伸び悩んだ。
価格帯別出来高では、もみ合いながらも出来高が膨らんでいることから、新規の買いも入ってきている。ただ、下値では出来高の少ない『歯抜け』のような状態となっていることで、値動きが大きくなりやすいので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、緩やかに下落基調になっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DとSlow%Dの両線が下向きになっており、短期的な下落調整の様相となっている。ストキャスティクスでは、上値・下値を切り下げる弱気のダイバージェンスが発生している。
金標準先物の日足では、5日SMAが25日SMAを上抜けるゴールデンクロスしており、10月30日安値6,245円も上抜けしていることから、上昇基調は継続している。NY金も利益確定売りが優勢となり、上昇が一服となった。米長期金利がじわりと上昇していることが金価格の重石になりやすい。為替市場では、ドルの先安感が強く上値の重い展開が続いている。そのため、金標準先物の上値を重石となりやすい。
60分足では短期的な調整下落の様相となっているが、日足では上昇基調が継続している。そのため、60分足での下げでは押し目買い目線となる。出来高も膨らんでいることから、底堅い展開となりやすい。
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