★9月23日以降の金標準先物の60分足では、下向きの120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識されていたが、上抜けすると上値が軽くなった。ただ、上値では緩やかに低下傾向にある240時間SMA(茶線)の6,511円がレジスタンスとして意識される。下値から戻り基調となったことで、上値が重くなると利益確定売りも出やすい。
NY金先物市場は1880.80-1904.80ドルのレンジ相場となった。米国株が反落してスタートしたことも、安全資産の金の買いを後押しした。アジア市場で1892.40ドルから1880.80ドルまで下げたが、ユーロ高・米ドル安の相場展開となったことから、ニューヨーク市場の中盤に1900ドル台を回復した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、買い方からの『やれやれ売り』も一巡したことを示している。今後は利益確定売りを吸収できるだけの出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいとなっており、上昇の勢いが鈍化していることを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、高水準で%DがSlow%Dを下抜け両線とも緩やかに下向きになってきていることで、上向きバイアスが鈍化してきている。
金標準先物の日足では、レジスタンスとして意識されていた8月12日安値6,412円や75日SMAの6,424円を上抜けしてきた。ただ、下向きの10日SMAの6,465円がレジスタンとして意識され上値を抑える展開となっている。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,900ドル台を回復したことで、買い方に安心感を与える。ドルが弱含んだことが買い材料となったほか、欧米で新型コロナ感染の再拡大も買い材料となった。為替市場では、本日の米大統領選の第1回テレビ討論会を控え、ドル/円に関しては様子見ムード強く105円台半ばで小動きとなっている。本日、日本時間午前10時から討論会が開催されるので、為替市場の変動には注意が必要となる。
本日の注目点は、75日SMAを上抜けしたものの、10日SMAが上値を抑える展開となっていることで、上抜け出来るかが焦点となる。
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