FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では低位もみ合い!

 

★11月18日以降の金標準先物の60分足では、6,150円や6,100円が心理的な節目になり押し目買いも入ったが、売りの勢いが強く下抜けた。現在6,050円が下値目処として意識され、もみ合い相場が継続している。

 

NY金先物市場は1797.10-1836.90ドルのレンジ相場となった。米一般調達局(GSA)がバイデン氏の大統領選勝利を認定し政権移行を認めたことで、経済支援策をはじめとした政策の停滞が解消されることを好感し、リスク選好の流れで金先物価格は続落した。欧米株高を意識してニューヨーク市場の中盤にかけて1800ドルを下回る展開となった。24日発表された11月CB消費者信頼感指数は市場予想を下回ったが、欧米株高や長期金利の上昇を受けて、安全逃避の金買いは一段と縮小した。

 

価格帯別出来高では、6,200-6,250円で出来高が多いことから、買い方からの手仕舞い売りが出やすい地合いとなっている。ただ、50円刻みの節目では押し目買いも入ってきている。ただ、もう一段下落すると押し目買いからの手仕舞い売りが出やすくなる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルをわずかに上抜けする展開になってきた。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも低水準から下値を切り上げる展開になっている。オシレータでは、強気のダイバージェンスが発生していることから、下げ止まる可能性もある。

 

金標準先物の日足では、200日SMAの6,116円を下抜けしてきた。早々に回復出来るようなら、持ち直す可能性がある。しかし、明確に下抜けすると一転してレジスタンスとして意識されやすい。また、260日SMAの5,919円が視界に入ってくる。NY金先物市場でも、リスク選好の動きが強まり金売りが優勢となっている。地合い的には下値模索の動きになりやすい。為替市場では、ドルの上値は重いものの過度な円高基調にもなりにくい展開となっている。下向きの25日SMAの104.49円がレジスタンスとして意識されている。

本日の注目点では、200日SMAを回復出来るのか、それとも明確に下抜けするのかが注視される。

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