★9月15日以降の金標準先物の60分足では、ほぼ安値引けとなっているものの、心理的節目となる6,400円近辺や6,350円近辺では、押し目買いが入りもみ合う展開となったが下げ止まらず下落基調が続いた。ただ、26期間先の雲が横ばいになってきていることから、下落の勢いは鈍化してきている。
NY金先物市場は1856.00-1909.90ドルのレンジ相場となった。米国株の反落で、通常ならリスク回避として安全資産とされる金が買われそうな局面だった。しかし、週初の大幅反落の際にも、注目された株安による損失を補うための換金目的での金売却が意識されて売りが続いた。アジア市場で1909.90ドルまで買われたが、まもなく反落した。ニューヨーク市場で一段安となり、一時1856.00ドルまで下落した。
価格帯別出来高では、下落途中の6,400円近辺や6,350円近辺で出来高が膨らみ押し目買いが入ったものの下げ止まらない展開となった。そのため、戻り場面では上値の重石となりやすい。心理的な節目となる6,300円近辺でも出来高が膨らむかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいになってきていることや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、低水準で%DとSlow%Dが横ばいになってきたことで下落基調が鈍化してきている。共に横ばいになってきていることから、下げ止まる可能性もある。
金標準先物の日足では、75日SMAの6,402円を下抜けしたものの、100日SMAの6,286円が下値目処として意識されている。NY金は心理的な節目となっていた1,900ドルをあっさり下抜けする展開となった。米国株価の大幅下落によって換金目的の売りが入り下落基調が強まった。そのため、換金売りが一巡するか、米国株が反発するかが焦点となる。また、米ドルインデックス指数が上昇しており、ドルが強含むことで諸運品相場の重石となりやすい。為替市場では、9月21日の104円台割れから105円台前半で推移しているものの、ドルの上値の重い展開が続いている。
本日の注目点は、短期のところでは下落の勢いが減速傾向にあることで、100日SMAの6,286円で下げ止まるかが焦点となる。ただ、上値も75日SMAの6,402円が意識される。
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