FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では下値で出来高膨らむ!

 

★1月5日以降の金標準先物の60分足では24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。寄り付き後には、雲の下限が接近してくることから、雲の下限がレジスタンスとして意識されるかが注目される。

 

NY金先物市場は1835.80-1864.00ドルのレンジ相場となった。米10年債利回りが一時1.18%台と昨年3月以来の高い水準まで上昇するなど、米長期金利の上昇傾向が続く中、金利がつかない金は売りに押された。ロンドン市場で1864.00ドルまで戻した後、ニューヨーク市場の序盤にかけて換金目的の売りが増えたことで1835.80ドルまで売られた。その後は下げ渋り。自律反発狙いの買いが入ったことから、通常取引終了後の時間外取引で1857.70ドルまで戻している。

 

価格帯別出来高では、短時間で6,250円から下値で出来高が膨らんいることで、強い押し目買いが入ってきている。このまま出来高が膨らむかが注目される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルと共に横ばいになっており、方向感のない展開となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準で%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることで、戻り基調を示している。寄り付き後のMACDの動向が注目される。

 

金標準先物の日足では、じわりと200日SMAの6,222円を下抜けしてきたことで、戻り基調も一服となり下値模索の展開になりやすい。5日SMAと10日SMAは下向きになってきたことで、短期的にも下押しバイアスが強まっている。NY金は米長期金利の上昇を睨みながらの展開となっており、上値の重い展開となっている。為替市場では、米長期金利の上昇一服からややドル売り・円買いが強まっており、金標準先物の上値を抑える展開となっている。

本日の注目点は、200日SMAを回復することが出来るのか、それとも200日SMAを下抜け下値模索の展開になるのかが焦点となる。サポートとして意識される260日SMAは6,052円に位置している。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ