★1月13日以降の金標準先物60分足では、雲の上限は上抜けしたものの120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開になっている。本日の午後には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1831.80-1845.00ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金先物に割安感が生じて買いが強まった。バイデン新政権のもとで進められる大規模な追加経済対策を背景としたインフレ高への思惑がくすぶる中で、インフレヘッジを目的とした金買いも出ていた。ロンドン市場で1845.00ドルまで買われた後、ニューヨーク市場で1840ドルを挟んだ水準で推移した。また、換金目的の金売りは縮小した。
価格帯別出来高では、6,200円前後の出来高の多い価格帯の手前でもみ合い相場となった。買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値を抑えている可能性が高い。出来高の少ない価格帯では、やや大きな振れになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、レジスタンスとして意識されていたゼロラインを上抜けした。ただ、MACDがシグナルを下抜けしたことで、上値が重くなっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、上値を切り下げる展開になっており、下押しバイアスが強まっている。
金標準先物の日足では、260日SAMで反発して戻り基調になっているものの、下向きになっている5日SMAの6,160円がレジスタンスとして意識されており、上値の重い展開になっている。NY金先物は、リスクオン・オフの売買材料からインフレヘッジの売買へ移りつつあり、今後のインフレ指標が金価格の売買材料になりやすい。為替市場では、ドル/円の動きは103円台後半で小幅になっており、次の材料待ちの様相となっている。
本日の注目点は5日SMA を上抜けできるのか、それとも下押しするかが焦点となる。60分足では、午後に雲のネジレがありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
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