★4月5日以降の金標準先物の60分足では、徐々に上値を切り下げ・下値を切り下げる展開になっている。また、雲の下限を下抜けると雲がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。一方で、120時間SMA(赤線)がサポートとして意識されている。概ね、6,120-6,170円のレンジ相場になっている。
NY金先物市場は1730.80-1758.20ドルのレンジ相場となった。米長期金利が上昇し、金利を生まない金は売りが優勢となった。また、3月米卸売物価指数(PPI)が予想比強い結果となったことや、米国株が上昇したことも、安全資産とされる金の売りを後押しした。アジア市場の序盤で1758.20ドルまで買われたが、米長期金利の反発を意識して伸び悩み、ニューヨーク市場の序盤にかけて1730.80ドルまで下落した。米長期金利の上昇は一服したことから、金先物の下げ幅は縮小したが、上値の重さは払しょくされず、通常取引終了後の時間外取引でも1750ドルを下回る水準で推移した。
価格帯別出来高では、最も出来高の多い価格帯でもみ合っており、売買が交錯している状態になっている。そのため、上下どちらかに放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共にゼロラインを下抜け両線とも下向きを維持している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを下抜けしてきており、下押しバイアスが強まっている。オシレータでは、下落基調が続いている。
金標準先物市場の日足では、レジスタンスとして意識されていた75日SMAと100日SMAを一時上抜けしたものの、上ヒゲを残して下押しする展開になっている。さらに、じわりと5日SMAの6,144円を下抜けしてきており、上値の重さが意識される。NY金先物市場は、米長期金利の動向に影響を受ける展開になっている。ただ、心理的な節目となる1,700ドル台は維持している。為替市場では、110.00円台の上値の重さが意識される展開になっている。ただ、日米金利差からも過度な円高基調にはなり難い。そのため、金標準先物の下支えとなっている。
本日の注目点は、再び75日SMAの6,144円と100日SMAの6,153円を上抜け出来るのかが焦点になる。一方で、上値の重さが意識され下押しする場合は、10日SMAの6,112円や25日SMAの6,078円がサポートになるかも注目される。
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