★7月6日以降の金標準先物の60分足では、雲の下限や240時間SMA(茶線)がサポートとして意識されもみ合い相場が続いている。引けにかけては日通し高値圏で小動きの展開になった。寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1791.00-1811.00ドルのレンジ相場となった。米金利上昇によるドル高を受け、ドル建て金価格に割高感が生じて押し下げ要因になった。米金利上昇が金利を生まない資産である金の優位性を後退させたほか、米株の底堅い動きが安全資産として金を買う動きを鈍らせた。アジア市場で1811.00ドルまで買われたが、株高や長期金利の反発を警戒してニューヨーク市場の序盤にかけて1791.00ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では1805ドル近辺で推移している。
価格帯別出来高では、もみ合い相場のなかで出来高が膨らんでいることから、上下に放れると大きな動きになりやすい。買い手・売り手のほぼ損益分岐点に位置していることから、売買材料待ちの状態となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、一旦ゼロラインを下抜けたものの直ぐに反転して再び上向きになっている。そのため、緩やかながらも上昇基調となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感のある高水準で横ばいになっている。寄り付き後の動きがポイントになる。
金標準先物市場の日足では、75日SMAがサポートとして意識されているものの、下向きの25日SMAが連日レジスタンスとして意識され、上値を抑える展開になっている。徐々に三角持ち合いの様相となっていることで、上下に大きく放れる可能性が高まっている。NY金先物市場は、米金利の上昇やドル高・株高にも関わらず、底堅い展開となっており、心理的節目の1,800ドルを維持している。為替市場では、110円割れではドル買いの底堅さが意識され、110円台前半での値動きになっており金標準先物の下支えになっている。
本日の注目ても75日SMAの6,368円を下抜けするのか、それとも25日SMAの6,421円を上抜けするのかが焦点となる。60分足では、寄り付き直後に雲のネジレがあることから、相場がもみ合い相場から動き出す可能性がある。
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