FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足ではもみ合いながら出来高膨らむ!

 

★1月6日以降の金標準先物市場は、6,200円を挟んでもみ合う展開が続いている。一目均衡表の雲が低下したことで、雲の下限がレジスタンスとして意識される。一方で、雲を上抜け出来るようなら、再び戻り基調になりやすい。

 

NY原油先物市場は1849.10-1863.00ドルのレンジ相場となった。バイデン次期大統領が14日にも経済対策方針を発表する予定で、大型財政出動期待が金の買いにつながった。また、米長期金利の低下も金の買いを後押しした。アジア市場で1863.00ドルまで買われた後、ロンドン市場の序盤にかけて1849.10ドルまで下げたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて一時1861.80ドルまで戻した。

 

価格帯別出来高では、6,200円前後でもみ合い相場が続く中で、押し目買いが入り出来高も膨らんでいる。売りが一巡すると、戻り基調に戻りやすい。一方で、下落基調になると、出来高が膨らんだことで6,200円前後が上値の重石にもなる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、緩やかに戻り基調となっているものの、ゼロラインがレジスタンスとして意識される。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。MACDのゼロラインがレジスタンスとして意識されると、下落基調になりやすい。

 

金標準先物の日足では、200日SMAの6,228円を下抜けしたことで、レジスタンスとして意識され上値が抑えられている。上値では25日SMAの6,267円や下向きの5日SMAの6,282円が意識される。一方下値では、260日SMAの6,056円がサポートとして意識される。NY金先物市場では、米国の大型財政出動期待から買いが入ったものの、国債の増発が見込まれるため米長期金利の上昇が意識される。為替市場では、昨日は104円台の上値の重さが意識される展開となった。ただ、米長期金利が時間外では上昇しているため、ドルの下押しも限定的になる。

本日の注目点では、200日SMAを回復出来るのか、それとも下押しして260日SMAが意識されるのかが焦点となる。

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