★金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線)と雲上限がサポートとして意識されじり高基調を継続している。各SMAも緩やかに上向きとなっており、上昇基調が続いていることを示している。
NY金先物市場は1916.20-1937.60ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え明確な方向感のない値動きを繰り返した。ユーロなどに対してドル売りが進むと、ドルで取引されている金先物は一時割安感から強含む場面があった。しかし、米金利が高止まりしていることや、ドル売りの勢いも限られたことで、引けにかけては売りが優勢となり小幅に続落して引けた。アジア市場の終盤にかけて1916.20ドルまで下げたが、ロンドン市場で1937.60ドルまで戻した。その後は米長期金利の上昇を意識して上げ渋り、ニューヨーク市場の後半で1917.00ドルまで反落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引では一時1930.30ドルまで戻しており、やや底堅い値動きを見せた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。そのため、7,650円を挟んでもみ合いながら、出来高が膨らんできている。高値圏で出来高が膨らむかがポイントになる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっておりトレンドレスの状態になっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準から%DとSlow%Dが上向きになっており、上昇基調が続いている。そのため、寄り付き後にMACDが上向きになるかが焦点になる。
金標準先物の日足では、上向きに転換した5日SMAの7,608円と10日SMAの7,599円がサポートとして意識され上昇基調が継続している。一方、NY金先物は米長期金利の上昇や米ドルが上昇基調にあることが嫌気され続落する展開になっている。外国為替市場では、124円台での上値の重さは意識されたものの、下値も限られており123円台後半でのもみ合い相場となっている。そのため、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点は、3月29日高値7,731円が視界に入っており上値トライとなるのか、それとも、5日SMAと10日SMAを下抜け下落調整になるかが焦点となる。60分足ではもみ合いながらも7,650円近辺で出来高が膨らんでおり、売りが一巡するかが注目される。
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