★11月11日以降の金標準先物の60分足では、11月16日高値6,391円がピークとなり上値を切り下げる展開が継続している。そのため、上値の重さが意識される。寄り付き後から雲のネジレが3つあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。
NY金先物市場は1882.20-1892.70ドルのレンジ相場となった。10月米小売売上高が予想を下回り、前回値も下方修正されたことが分かると、安全資産の金はじり高となる場面があった。もっとも、売り先行の米株指数が底堅さを取り戻すと金先物は上値を切り下げ、戻り鈍いまま引けた。アジア市場で1882.20ドルまで下げた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて1892.70ドルまで買われた。ただ、その後は伸び悩んだ。換金目的とみられる売りが優勢となり、金先物は1885ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、じわりと出来高の多い価格帯を下抜けしてきたことから、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが出やすい。また、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく重石となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいになってきていることで下落のモメンタムは鈍化してきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、売られ過ぎ過熱感が出ていることから、下げ止まる可能性が出てきている。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,344円をじわりと下抜けしてきたことから、上値の重さが意識される。NY金先物市場は米国株が軟調になると、投資家からの換金目的の売りが入りやすい。為替市場では、104円前半で方向感を欠くもみ合い相場が続いている。
本日の注目点では、再び5日SMAを回復できるのか、それともじわりと下値模索の動きになるのかが焦点となる。このところ値幅が縮小してきており、方向感を失うトレンドレスの状態が続いている。そのため、材料次第ではやや大きめに上下に振れやすい。
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