FITS エコノミックレポート

金標準先物の日足では100日SMAの攻防!

 

★金標準先物の日足では、三角持ち合いから下放れして75日SMA(緑線)をも下抜けたものの、100日SMA(黒線)で下げ止まる展開となっている。

辛うじて3日間100日SMAで下げ止まっているが、上値もレジスタンス多く重い展開が続く可能性がある。

下向きの5日SMA(赤線)の6,383円が、75日SMAの6,411円を下抜けしてきたことで、両SMAがレジスタンスとして意識される。さらに上値では、8月12日の安値6,412円もレジスタンスとして意識される。

一方下値では、7月初旬にもみ合いになった6,200円近辺や、6月初旬にもみ合いになった心理的節目となる6,000円付近も下値目処として意識される。

価格帯別出来高では、6,570~6,750円近辺が出来高多く戻り場面では上値の重石となりやすい。出来高が多い価格帯を下抜けしたことで、ストップロスを巻き込んでの下落だった。下値で出来高が膨らむかが今後の焦点となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:11.14%、Slow%D:13.30%と売られ過ぎ過熱感は出ているものの、両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。ただ、%Dの下落の勢いは鈍化してきている。

まとめると、下落の勢いはやや鈍化傾向となってきたものの、下押しバイアスは残っており投資判断は『様子見』となる。100日SMAを下抜けすると、上値に出来高の多い価格帯からの手仕舞い売りが出やすい。一方で、下げ止まっても上値には下向きのSMAが位置しておりレジスタンスとして意識される。そのため、もみ合い相場となる可能性もある。材料次第ではあるが、しばらくはポジション調整など日柄整理が必要なのかもしれない。

 

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