★金標準先物市場の日足では、11月30日に5,900円まで下落した後、260日SMA(茶線)がサポートとなり反転する展開となり、戻り基調が続いた。
しかし、11月30日安値を起点として12月15日安値の6,079円を結んだトレンドライン(S1)を下抜けると加速的な下落となった。そして、200日SMA(紫線)を下抜けすると下値模索の展開になったが、再び260日SMAがサポートとなり下げ止まり反発した。
ただ、1月7日高値6,488円を起点として1月12日高値6,387円を結んだトレンドライン(R1)がレジスタンスとして意識されている。また、下向きになっている5日SMA(赤線)の6,168円も意識されている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、低水準で%Dが徐々に横ばいになってきていることで、下落の勢いは鈍化してきている。
まとめると、260日SMAからの反発が続くのか、それとも上値重く再び下値模索の展開になるか相場の節目にある。
もし、R1や5日SMAを上抜けしても、200日SMAや各SMAが上値に位置しており、上値の重い展開が予想される。11月30日からの戻り場面でも注意深く見ると、25日SAMや75日SMAがレジスタンスとして意識されていることが分かる。
欧州各国で政局不安が高まっていることも、ドル買い・ユーロ売りにつながりやすく、商品相場の足かせとなりやすい。
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