FITS エコノミックレポート

★金標準先物の日足では、下値を切り上げるダブルボトムのネックラインとなる3月18日高値6,153円がレジスタンスとして意識されている。また、75日SMA（緑線）の6,150円、100日SMA（黒線）の6,161円、260日SMA（茶線）の6,184円がそれぞれレジスタンスとして意識されている。

ダブルボトムネックラインまで上昇してきたほか、レジスタンスとして意識されているSMAが上値にあり、利益確定売りが出やすい地合いとなっている。

一方、下値からは5日SMA（赤線）が10日SMA（黄線）を上抜けるゴールデンクロスしており、両線とも上向きになっていることで、短期的には上昇基調が継続している。また、25日SMA（青線）も緩やかに上向きになってきた。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）でも、％DがSlow％Dを上抜け過熱感なく上向きになっている。

上値は重いが下値も切り上げる展開になっており、相場の節目になっている。

もし、上抜け出来るようなら、200日SMA（紫線）の6,299円が意識される。また、直近の底値となった5,852円とネックラインの6,153円との価格差301円をネックラインに加えた6,454円が戻り目標値となる。