★金標準先物の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)、26週SMA(青線)、52週SMA(緑線)、200週SMA(紫線)全てが緩やかに上向きとなっていることから、上昇基調は継続していることを示している。
ただ、13週SMAを下抜けると一旦26週SMAまで下落した。26週SMAで反転したものの、13週SMAがレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。現状は26週SMAの6,291円を下限として13週SMAの6,582円が上限となるレンジ相場となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きが継続していることで、下押しバイアスが強いことを示している。
まとめると、上値が重く下向きバイアスが強いことから戻り売り目線となる。このところ、リスク回避の動きでは『有事のドル買い』につながりやすく金の押し下げ要因となりやすい。そのため、リスク回避の金買いにつながり難い展開となっている。また、米大統領選ではバイデン民主党候補及び議会選でも民主党有利みられており、大規模な経済対策を実施しやすくなる。そのため、先行きの国債増発懸念もあり、債券売り(金利は上昇)しやすい地合いとなっている。そのため、上昇基調は継続しているものの、上値の重い神経質な動きになりやすい。
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