FITS エコノミックレポート

★金標準先物の中期トレンドを示す週足では、4月22日週高値の8,160円と6月17日週高値8,106円をトップとしたダブルトップのパターンになっている。

また、下向きになっている13週SMA（赤線）の下方に位置しており、現在は上向きの26週SMA（青線）の7,517円がサポートとして意識されており、一旦は下げ止まる展開になっている。

モメンタム（26、13）では、6月10日週の高値から緩やかに低下基調が続いているほか、13日SMAも緩やかに下向きになっており、下押しバイアスが徐々に強まってきていることを示している。

26週SMAや5月20日安値7,405円のダブルトップ・ネックラインがサポートとして意識され下げ止まるかが注目される。

一方で、下抜けするようなら52週SMA（緑線）の7,005円が一旦の下値目処として意識される。ただ、52週SMAを下抜けするようなら、4月22日週の高値と5月20日週のネックラインの値幅（8,160円－7,405円）の755円をネックラインから差し引いた6,650円が重要な下値目処として意識されることになる。

現在は下落基調が続いており、下値目処で下げ止まるかが注視されるところである。下値目処を下抜けすると、やや大きめの下落基調になりやすいことから注意が必要となりそうである。