★7月の金標準先物相場勝敗表では、1986年以降の月足で始値と終値で勝ち(陽線・上昇)、負け(陰線・下落)とした場合、17勝18敗と陰線の出やすい月になっている。しかし、2011年からの10年間では7勝3敗と圧倒的に陽線が出現している。
過去10年間の7月相場は金標準先物相場にとっては、陽線がでやすい市場環境になっている。一番の理由は米国10年債利回りが年間を通して一番陰線(利回りは低下)の出やすい月になっている。2006年以降で3勝12敗になっている。
金標準先物の月足では、一時12ヵ月SMA(赤線)の6,278円を下抜けしたものの、再び12ヵ月SMAを回復する陽線になっている。ただ、12ヵ月SMAがわずかに下向きになってきていることは、先行きの値動きに懸念が出てきた。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dをわずかに下抜けしてきたものの、ほぼ横ばいになっておりトレンドの節目にある。
12ヵ月SMAを回復してきたことから、再び12ヵ月SMAが上抜きになるかが今後の注目点となる。また、24ヵ月SMA(青線)が上昇してきていることから、先行きのサポートとして意識されやすい。
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