★豪ドル/円の日足では、今年に入ってから概ね77.50-79.65円のレンジ相場となっていた。
ただ、4月12日にそのレンジ相場の上限を上抜けしたことで、新たな上昇相場に入った。
200日SMA(紫線)はすんなり上抜けしたものの、上値が重くなった。このレジスタンスは260日SMA(茶線)の80.72円近辺となっている。
260日SMAは1年間(365日)から土曜日(52日)と日曜日(52日)さらに正月(1日)を差し引いた日数で、主要市場の営業日数となる。
昨日も80.72円まで上昇したものの、260日SMAがレジスタンスとなり上抜け出来ずに下押しした。ただ、200日SMAの80.20円近辺がサポートとして意識され、下ヒゲは出るものの実体は200日SMAに戻る動きとなっている。
5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)が上向きとなっていることで、短期的な上昇基調は継続している。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:91.57%、%SD:93.58%とかなり過熱感がある中、%Dが%SDを下抜けしてきており、下押しバイアスが出てきている。ここで注意することは、ストキャスティクスはトレンド発生時には、ストキャスティクスは下向きとなっても、押し目買いのチャンスを作り、再び上昇基調に戻るダマシが発生しやすいことである。
現在は200日SMAと260日SMAに挟まれレンジ相場を形成していることから、レンジ内0.5円での売り買いになる。
ただ、下抜け・上抜けした際はストップロスを巻き込む可能性があり、やや大きめの値動きとなることから注意が必要となる。
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