FITS エコノミックレポート

豪ドル相場とNY金相場の連動性高まる!

 

★金の主要産出国は、2019年は中国が約420トンと世界シェアは13%弱で1位だった。次に豪州が約330トンと世界シェア約10%で2位、ロシアがシェア9%強の3位、米、カナダがそれぞれシェア約6%と5.5%と続いている。金埋蔵量をみると、世界全体で約5万トンと予測されるなか、その5分の1・約1万トンが豪州にあると見込まれている。続くのがロシアの約5300トン、南アフリカの約3200トン、米国の約3000トンだ。(※米地質調査所ウエブサイトを参照)
主要先進国のなかで豪州における金産出量と埋蔵量が目立つ。

昨年後半から3月までは、豪ドルとNY金相場は逆相関的な動きとなっていた。

しかし、それ以降は徐々に豪ドル相場とNY金相場の連動性が高まり、7月以降はほぼ同様の動きとなっている。そのため、NY金が下落基調になってきて以降豪ドルもドルや円に対して下落基調となっており、連動性が高まっている。

単純に金価格と豪ドル/ドルがこれからも連動するとはもちろん言えないが、金先物の売りが加速するようならば、豪ドルの重石とはなりやすい。

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