★東京白金のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、3月に拡大した±3σはバンド幅が急速に縮小するスクイーズ状態が継続している。さらに、一目均衡表の薄い雲の中で上下に小幅な値動きとなっている。
ここまでの小幅な値動きとなるスクイーズでは、何時上下どちらかに放れても不思議ではない状態となっている。
また、もみ合い相場が長ければ長いほど放れた際の値幅が大きくなりやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、緩やかに下値を切り上げる動きとなっている。しかし、%Dが下向きとなっているため上下放れ見極めのヒントになりにくい。
前回もコメントした通り、雲の上下放れがエクスパンションの初動の見極めとなりやすい。3月後半から約2ヵ月近いもみ合い相場となっていることから、放れた際はやや大きな動きとなりやすい。そのため、放れを見極めてから順張り売買が最もリスクが少ない戦略となる。
または、売りと買いの両建てをして、放れた後にアゲンストのポジションを切ると共に、順張りのポジションに乗せるという方法もある。
さらに、雲の上限・下限から放れたところに売りと買いの指値を入れて、雲からの放れた時点で売買するという方法もある。
東京市場や欧州市場で上下に放れれば目視して売買できるが、NY時間で上下に放れるとチャンスを逃してしまうことになりやすい。そのため、遠くない放れ場面に対して色々な方法を使って放れに乗れると、大きな利益につながりやすい。
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