★BEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)とは、市場が推測する期待インフレ率を示す指標のことである。一般的に10年利付債の流通利回り(名目金利)から10年物価連動債の流通利回りを差し引いた値を指す。BEIがプラスで推移しているときは、市場は物価が上昇すると予想しており、マイナスで推移しているときは物価が低下すると予測していることを示している。消費者物価(CPI)コア前年比やミシガン大学調べ期待インフレ率も参考になるのだが遅行指数となる。そのため、日々の期待インフレ率の変化を見ていく上ではBEIが参考になる。
インフレ率と相関性が高いのは、原油価格である。そのため、米10年BEIとNY原油さらにプラッツドバイ原油(東京原油)を比較した。
2020年1月2日から比較してみると、昨年の原油急落前から米国BEIは急落している。その後NY原油及びブラッツドバイ原油も急落する展開となった。
また、どちらかというと、プラッツドバイ原油の方が米国BEIと連動性が高い値動きになっている。
4月下旬以降は、米国BEIは上下に振れながらも徐々に上値・下値を切り上げながら上昇基調を維持している。
NY原油とプラッツドバイ原油も上昇基調が継続している。
今後米国BEIに変化が出たら変動の兆候となる可能性があるので、注意が必要となる。
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