FITS エコノミックレポート

★白金標準先物の長期トレンドを示す月足では、昨年3月の急落からの戻り基調が継続している。そして、重要なポイントとなる240ヵ月SMA（茶線）での攻防となっている。

この240ヵ月SMAは、2016年1月から2018年2月までサポートして意識され下値を支えた。また、2020年1-2月ではレジスタンスして意識され、上抜け出来ずに急落する展開となった。

そのため、240ヵ月SMAを明確に上抜け出来るかが最大の焦点となる。

ただ、240ヵ月SMAの上昇には下向きになっている120ヵ月SMA（緑線）もレジスタンスとして意識される。

12ヵ月SMA（赤線）が24ヵ月SMA（青線）の下方に位置しているものの、両線とも緩やかに上向きとなっている。また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）も、％DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きになっていることで、上昇基調は継続している。

長期的トレンドでは、相場の分岐点にあることから今後の動向が焦点となる。