★白金標準先物の中期トレンドを示す週足では、20年1月17日週の高値3,679円を起点として20年8月7日週の高値3,390円を結ぶトレンドライン(R1)を上抜けしたことで、上昇基調が強まった。
強い上昇基調だったことから、13週SMA(赤線)と26週SMA(青線)は上向きになっているものの、ロウソク足とかい離している。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、やや買われ過ぎ過熱感があるものの、%DとSlow%Dは上向きを維持している。
現在は直近高値である1月17日週の3,679円を挟んだ値動きになっている。
まとめると、R1を上抜け勢いよく上昇してきたが、直近高値が上値目処として意識されていることや、オシレーターでも過熱感が出てきたことで、一旦の利益確定売りが強まっている。一方で、心理的な節目となる3,500円がサポートとして意識され下支えされている。
そのため、明確に1月17日を上抜けするのか、それとも3,500円の節目を下抜けするかが注目される。ただ、下押しに際しては、上向きになっている13週SMAや26週SMAがサポートになる可能性が高い。そのため、下押しした場合は押し目買い目線で見ていきたい。一方上値では、2013年1月~2015年1月で推移していた4,000~5,000円のレンジ近辺までの戻りが意識される。
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