FITS エコノミックレポート

★白金標準先物のボリンジャーバンド（21、±1σ、±2σ、±3σ）日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションしてきていることから騰勢を強めている。

マイナス3σのバンドが外側に拡張している間は、上昇基調が強いことを示している。

一目均衡表の雲の上限を明確に上抜けしてきたことも、騰勢の強さを示している。

一方で、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、過熱感は出ているものの、上昇トレンドが発生していることから高水準で張り付くダマシとなりやすい。そのため、過熱感だけでの売りには注意が必要となる。

まとめると、白金標準先物の日足では徐々に騰勢が強まってきている。マイナス3σが横ばいになるまでは騰勢に強い上昇基調が継続しやすい。

上値目処では、9月17日高値3,304円が意識される。3,300円近辺では8月～9月において上値を抑えられた展開だった。