★白金標準先物の中期トレンドを示す週足では、上値を1月17日週の高値3,679円を起点として2月21日週の高値3,617円を結んだトレンドライン(R1)が抑えている。
また、直近では200週SMA(紫線)の3,157円を下抜けしたことで、レジスタンスとして意識されている。
一方、下値では52週SMA(緑線)3,030円がサポートとして意識され下支えされている。さらに、緩やかに上昇している13週SMA(赤線)も52週SMAとゴールデンクロス寸前となっている。そのため、13週SMAもサポートして意識される。
そのため、抵抗体に挟まれ方向性を欠くもみ合い相場となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、下押しバイアスが強まってきている。
まとめると、もみ合い相場ながら上値をR1に沿って上値を切り下げる展開となっていることから、上値の重さが意識されている。一方、強力なサポートラインとして52週SMAや13週SMAが意識され下支えしている。
そのため、しばらくもみ合い相場が継続する可能性もあるが、上下の抵抗体を抜けるような動きになると、明確なトレンドが発生しやすい。気になる所では、ストキャスティクスの下押しバイアスが強まっていることから、下抜けする可能性が強まってきている。
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