FITS エコノミックレポート

★白金標準先物の一目均衡表日足では、転換線（赤線）が基準線（青線）上回り相場の方向性を示す基準線が上向きとなっており、遅行線（緑線）が26日前の相場を上抜けしている。さらに雲上限を上抜け出来ると『三役好転』となり、上昇基調が強まる可能性が高まる。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、％DとSlow%Dを上抜けかい離幅を広げて両線が上向きとなっていることから、上昇のモメンタムが強いことを示している。

雲の上限を上抜け出来ると9月下旬から続いていた、レンジ相場を上放れすることから、売り方からの手仕舞にも買い戻しも入りやすい。そのため、もう一段の上昇が期待できる。上値では、9月17日の直近高値3,304円が上値目処として意識される。

ただ、騰勢は強いがリスクシナリオとしては、雲の上限を上抜け出来ずに上値が重くなり、再びレンジ内へ押し戻されると『三役好転』出来なかったことへの失望売りも加わりレンジ下限へ押し戻される可能性もある。