★11月7日以降の東京金60分足では、90時間SMA(紫線)がレジスタンスとなり、雲の中に押し戻される展開となっている。ただ、24時間SMA(緑線)がサポートとなり下支えされている。夜間取引直後に雲のネジレがあり、反転や加速など相場の節目となりやすいので、注意が必要となる。
NY金先物市場は1456.40-1467.90ドルのレンジ相場となった。 米中通商協議の行方が不透明なことや香港のデモの激化などで、アジアや欧州株式市場が軟調だったことで、避難先として金先物が買われた。また米議会でのトランプ大統領弾劾調査の公聴会初日ということも、市場の不安要素となり金先物の上昇要因となった。もっとも反落して始まった米国株がプラス圏を回復したこともあり、金先物価格も上値が限られた。
価格帯別出来高では、上値に出来高が多く戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく、上値の重石となっている。強い買い材料が出ないと、上値では出来高が多いことから、引き続き上値の重い展開が続きそうだ。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方に位置しているものの、横ばいとなっていることで方向感に欠く展開となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜けしてきており、戻り基調が続いていることを示している。90時間SMAと雲上限を上抜け出来るようなら戻り基調が鮮明となる可能性もある。
東京金の日足では、100日SAMの5,079円がサポートラインとなり下げ止まる展開となっているが、5日SMAの5,116円がレジスタンスとなり上値を抑える展開となっている。上値では75日SMAの5,149円、10日SMAの5,168円、25日SMAの5,183円が位置しており、戻り場面ではレジスタンスとして意識されやすい。本日の100日SMAの攻防となりやすい。NY金先物市場も上値の重い展開が続いている。心理的な節目となる1,450ドルを維持出来るかが注目点となる。為替市場では、米中通商協議の行方に暗雲が漂っていることや、香港のデモが激化してきていることで、リスク回避の動きからドルの上値が重くなってきている。
本日の注目点は、5日SMAを上抜けできるのか、それとも100日SMAを下抜けするのかが焦点となる。60分足では、夜間取引前後に雲のネジレがあるので、反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。
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