FITS エコノミックレポート

東京金60分足では5,100円を意識した動き!

 

★11月15日以降の東京金60分足では、下値模索の展開となっている。ただ、何度も反転した5,100円前後の下目目処が意識され下げ止まる展開となっている。そのため、5,100円を明確に下抜けすると、もう一段の下値模索の動きとなりやすい。お昼前後に雲のネジレがあるので、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。

 

NY金先物市場は1472.00ドルから1463.00ドルまで下落した。『米政府は米中貿易協議を巡り合意がない場合でも12月15日に予定される関税導入を延期する』との一部報道を受けて、米中協議への懸念が後退し、逃避資産の金は売りが優勢となった。また、為替相場でドルが対ユーロで上昇し、ドル建ての金に割高感が生じたことも売りを後押しした。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしたことで、もう一段下押しすると買い方からの手仕舞い売りが入りやすくなる。また、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入り上値の重石となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜けMACDは下向き継続していることから、下押しバイアスが継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、やや売られ過ぎ過熱感が出ているものの%DとSlow%Dが下向きとなっていることで、下押しが継続している。

 

東京金の日足では、100日SMAの5,098円がサポートとして意識され下げ止まる展開となっている。5日SMA、10日SMA、25日SAM、75日SMAが接近しており、上下どちらかに放れると大きな動きになりやすいので注意が必要となる。NY金先物市場は、米中通商協議に関する報道に振られる展開となっており、方向感のない展開となっている。為替市場も米中通商協議報道で振れる展開が続いている。108円台前半では下値が堅く、109円目前では上値が重くなる展開が続いている。そのため、108円台半ばでもみ合う展開となっている。

 

本日の注目点は、11月12日から100日SMAがサポートラインとして意識されており、本日も維持出来るかにある。下抜けするとやや大きな下落幅となりやすいので、注意が必要となる。また、短中期SMAが接近してきたことで、上下に大きく振れる可能性もある。

 

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