FITS エコノミックレポート

東京金60分足では4,500円の節目で下げ止まる!

 

★5月10日以降の東京金60分足では、4,500円の節目で下げ止まり引けにかけて戻り基調となった。3時間に渡り4,500円割れにトライしたものの、結局下抜けに失敗したことから、買い戻しが強まった。雲のネジレ近辺から下落基調が強まった。先行き雲の下限が低下していることから、レジスタンスとして意識され上値が重くなる可能性が高まる。24時間SMA(緑線)が下落基調となっており、戻り場面でレジスタンスとして意識されやすい。

 

価格帯別出来高では4,500円で一旦下げ止まったが、上値の出来高に対して出来高が少ないことから、含み損を抱えた買い方が多いことを示している。そのため、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが入りやすい。そのため、今後出来高が増えてくるかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDが上向きシグナルと同値となっており、ゴールデンクロス寸前となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%DとSlow%Dが上向きとなってきており、戻り基調を示している。短期的には戻り基調を維持している。

 

東京金の日足では、5月10日の直近安値を一時下抜けしたことから、下落基調が続いている。下値では260日SMAの4,493円や200日SMAの4,473円が視界に入っている。260日SMAと200日SMAがサポートラインとして意識されるため、維持出来るかそれとも下抜けするか注目点となる。NY金は、ドルインデックス指数が大幅に上昇してドルが強含みとなったことが嫌気され下押し地合いとなっている。消去法的にドルが強い地合いが続きそうだ。為替市場では、近くて遠かった110円台を維持して終了した。ただ、米中貿易摩擦激化懸念や上海総合株価指数の大幅下落するなど、リスク回避の動きによる円買いも根強く残っている。そのため、ドル/円の上値も重そうである。

週明けでは、200日SMAと260日SMAがサポートとなるのか、それとも下抜けするのかが大きな注目点となる。

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