★5月8日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)を挟んでもみ合い展開となっている。昨日の雲のネジレがピークとなり、その後は緩やかに下落基調となった。まったく雲の厚みがない状態も寄付き後から雲に厚みが出て、雲の上下限がサポートとして意識される。
NY金先物市場は1294.30-1304.20ドルのレンジ相場となった。6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、米中首脳会談が行なわれるとの見方が広がったことや、トランプ米大統領が米中協議の合意に自信を示したことが材料視された。米中貿易摩擦への過度の懸念は後退し、米国株式が反発したことが金先物相場の上昇を抑えた。また、約1ヵ月ぶりの高値水準まで上昇したことで、利益確定売りに押された。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、上値が重くなると一旦の利益確定売りが入りやすい。ただ、もみ合いながらも出来高が増加していることから、買いが続くかが注目点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で一旦DCしたものの、ゼロラインを手前に再び横ばいとなってきていることから、ゼロラインがサポートとして意識されている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も売られ過ぎ域から、%DがSlow%Dを上抜け上昇基調となっていることで、短期的な戻り基調となっている。
東京金の日足では、10日SMA4,552円がサポートとなり下げ止まる展開となった。ただ、上値では25日SMAと260日SMAの4,590円、75日SMAの4,619円がレジスタンスとして意識されやすい。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は売られ過ぎ域から%DがSlow%Dを上抜けしてきており、短期的な戻り局面は続いている。NY金は1,300ドルを維持出来ず再び1290ドル台へ押し戻された。米中貿易摩擦激化の懸念が和らいだことで、リスク回避の金買いが後退した。ただ、先行き再び激化する可能性が高いことから、大きな下落にはつながりにくい。外国為替市場でもリスク回避の円買いが一服しているものの、109.70円台では上値が重くなっており、上下に動き難い展開となっている。
本日の注目は、リスク回避の動きが一服していることから、10日SMAを維持出来かにある。また、上値では25日SMAと100日SMAがレジスタンスとして意識されるのかも注目点となる。米中貿易摩擦の先行きに不透明感が強く、売りにくく買いにくい展開が続きそうだ。
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