FITS エコノミックレポート

東京金60分足では24時間SMAに支えられ高値もみ合い!

 

★7月29日以降の東京金60分足では、上値が重くなったものの24時間SMA(緑線)がサポートラインとなり、高値圏で下げ止まる展開が続いている。各SMAが緩やかに上向きを維持していることから、短期的な上昇基調は継続している。雲の上限が近づいてくることから、サポートラインとなるかが注目される。

 

NY金先物市場は1975.20-2009.50ドルのレンジ相場となった。週明けの時間外取引では買いが先行し、流動性の薄い中で最高値となる2009.5ドルまで上昇した。もっともその後、為替相場でドル高の流れが強まるとドル建ての金先物も売り戻しに傾き、NY午前には1970ドル台まで水準を下げた。ただ、引けにかけては再び下値を切り上げ、わずかながら前週終値を上回った。

 

価格帯別出来高では、6,600円近辺で出来高が多いことから、100円抜けとなる6,700円台では上値が重くなると利益確定売りが出やすい。そのため、6,700円台で出来高が膨らむかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルを下抜け両線とも緩やかに下向きとなっていることで、徐々に下押しバイアスが強まってきている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dが上向きを維持していることで、依然として上昇基調が継続している。MACDがゼロラインの上方に位置しているうちは、上昇基調が継続しているため、ストキャスティクスの動きに注意。

 

東京金の日足では、5日SMAの6,667円がサポートとなり、高値圏でもみ合う展開が続いている。5日SMAを維持しているうちは上昇基調が継続している。ただ、高値圏に位置していることから、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。NY金も2,000ドルを挟んでもみ合い相場となっており、下値堅めの段階となっている。為替市場では、日欧でM&A絡みのドル買いが意識され、ドルの買い戻しがから106円台を回復している。そのため、東京金の下支えとなりやすい。

本日の注目点は、5日SMAがサポートとなり高値追いとなるのか、米長期金利の上昇やドル高から一旦の調整下落となるのかが焦点となる。

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