★3月26日以降の東京金60分足では、一時失速したものの72時間SMA(青線)がサポートとなり持ち直す展開となった。しかし、24時間SMA(緑線)がレジスタンスとなり、上値の重い展開となっている。雲の上限の上方に位置していることから、上昇基調は継続している。
NY金先物市場は1292.70-1299.00ドルのレンジ相場となった。米国株が底堅い動きで、米長期金利が上昇するなど、投資家のリスク回避ムードが弱まっていることや、米中通商協議への楽観ムードが金先物の上値を圧迫したが、世界的先行き景気減速懸念やFRBのハト派姿勢の高まりを背景とした中長期的な強気見方は変わらず、下値は堅い。 市場では、1300ドル近辺には戻り売りの興味が依然として残されているとの声もある。
価格帯別出来高では、もみ合いながらも出来高を伴っていうることから、底堅い展開となっている。ただ、上値での出来高が残っていることから、上値での重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDがゼロライン近辺まで低下してきており、ゼロラインがサポートとなるかが注目される。ゼロライン近辺では、思惑が交錯することからもみ合い相場となりやすい。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dが横ばいとなっており、方向感を欠く展開となっている。寄付き後の動きに注視したい。
東京金日足では、10日SMAの4,628 円や25日SMAの4,638円がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となった。一方で、5日SMAの4,605円や75日SMAの4,593円がサポートとして意識されている。25日SMAを上抜け出来るかが今後の注目点となる。NY金は、米中通商協議合意への期待感からリスク回避の動きが後退していることから、上値追いの動きにはなりにくいものの、底堅い展開となっている。為替市場では、ドル/円は蚊帳の外に置かれている感が強く、111円台半ばでの小動きの展開となっている。
今週末、米3月雇用統計が控えていることや、英国のEU離脱問題も引き続き不透明感が強く、一方方向への動きになりにくい。為替市場においても、4月半ばから日米通商協議が再開されることで、警戒感が強く一方的な動きにはなりにくい。
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