★11月13日以降の東京金60分足では、過去の高値目処となっていた近辺でもみ合う展開となっている。寄付き直後と夜間取引で雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。
NY金先物市場は1459.60-1474.40ドルのレンジ相場となった。米中通商協議への懸念が再燃し、逃避資産の金が買われた。また、為替相場でドルが対ユーロなどで下落し、ドル建ての金に割安感が生じたことも、金の買いを後押しした。また、トランプ米大統領の『FRB議長とマイナス金利やドルについて協議』との発言を受けて、先高思惑も買いにつながった可能性がある。
価格帯別出来高の出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、買い方からの『やれやれ売り』を吸収して上昇してきた。そのため、上値が軽くなってきている。買い方の含み益は現状では少ない状態なので、現段階では利益確定売りが入りにくい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを挟んで上抜け・下抜けするダマシが頻発しており、方向感を欠く展開となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感がでており、上値の重い展開となりやすい。
東京金の日足では、10日SMAの5,132円が上値を抑えられている一方で、下値では5日SMAの5,116円や100日SMAの5,090円が下値を支えており、狭いレンジ相場となっている。NY金先物市場では、米中通商協議の進展期待が後退したことで買いが入ったものの、1,500ドルまで回復出来ずに上値の重い展開となっている。為替市場でも、108円台後半から108円台半ばへレンジが下がったことで、東京金の上値の重石となっている。
本日も上値の10日SMAと下値の100日SMAのレンジ相場となるのか、どちらかに放れるのかが注目点となる。現状は100日SMAが緩やかに上昇していることから下値を切り上げる展開となっている。
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