★6月26日以降の東京金60分足では、高値圏から下落基調となりサポートとして意識されていた24時間SMA(緑線)を下抜け、さらに雲の上限を下抜ける展開となった。しかし、120時間SMA(赤線)まで下落すると下げ止まり反転した。ただ、雲の上限がレジスタンスして意識され、戻り上値の重い展開となっている。3日早朝に雲のネジレがあることから、引け間際にトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物は1767.90-1807.70ドルのレンジ相場となった。ウイルス治験の初期段階での好結果などを好感して米国株が底堅く、市場のリスク回避姿勢が緩んだ。金は昨日までコロナ第2波への懸念から安全資産として買われ、約9年ぶりの高値1800ドル台まで上伸していたが、利益確定の売りが優勢となった。アジア市場で1807.70ドルまで買われたが、ニューヨーク市場で1767.90ドルまで反落した。
価格帯別出来高では、6,190円前後での出来高の多い価格帯を維持出来なかったことから、手仕舞い売りが入りやすい地合いとなっている。また、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石となりやすい。そのため、しばらくは6,200円が上値目処として意識される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜けしたものの、横ばいとなってきていることで、下押しバイアスは鈍化傾向にある。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%Dが横ばいとなってきており、戻り基調が鈍化していることを示している。
東京金の日足では、上向きの5日SMAの6,124円がサポートラインとして意識され下げる展開となった。本日も5日SMAや10日SMAの6,076円を維持出来るかがポイントとなる。NY金も高値圏で推移していることから、リスク回避の動きが後退すると利益確定売りが出やすい。為替市場でもやや円高基調となってきており、東京金の上値を抑える展開となりやすい。
本日はやや上値が重くなってきていることから、5日SMAや10日SMAを維持出来るかが注目点となる。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大や、香港を巡る米中対立懸念が強まっていることから、大幅下落調整にはなりにくい。
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