★6月22日以降の東京金60分足では、一旦雲の下限を下抜ける下落基調となったが、その後は120時間SMA(赤線)でサポートされ反発地合いとなった。その後、雲の上限を上抜け引けにかけて、高値引けとなる強い展開となった。週明け夜間取引で雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1754.00-1786.20ドルのレンジ相場となった。NY朝方には為替相場でドル高が進行し、売りが先行したドル建ての金先物は一時1750ドル台まで弱含んだ。ただしその後、米南部の州で新型コロナウイルス感染急増が明らかとなり、経済活動の停滞懸念から米国株が売られて安全資産の金に資金が流入した。下値から大きく反発した金先物は底堅いまま週引けした。 換金目的の売りが一巡した後は底堅い動きとなった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。一旦上値が重くなると、買い方からの利益確定売りが出やすくなる。一方、上値追いになると売り方からの買い戻しが出やすく、急騰する可能性もある。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、下落基調から一転してゼロラインを上抜ける展開となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も過熱感が出ているものの、%DとSlow%Dが上向きとなっており、上昇基調が強いことを示している。
東京金の日足では、10日SMAの6,014円や5日SMAの6,065円がサポートラインとなり、上昇基調を維持している。そのため、5月19日の直近高値6,133円が上値目処として意識される。NY金も1,700ドル台後半で推移しており、心理的節目となる1,800ドルが視界に入り始めている。週明けからも新型コロナウイルスの感染拡大からリスク回避の動きが強まると、上値追いの展開となりやすい。為替市場では、『有事のドル買い』が強まっており、ドルが底堅い展開となっていることで、東京金の下支えとなりやすい。
注目点は、前週末に米国内の感染者拡大や米中貿易問題が浮上したことで、リスク回避の動きが強まり、米国株が大幅下落するなど金買いにつながりやすい。また、リスク回避の円買いとなりにくく、東京金の下支えとなる。そのため、6,133円上抜けできるかが焦点となる。
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