★9月17日以降の東京金60分足では、レンジ上限を上抜けしたものの高値圏でもみ合いが継続している。ちょうど雲のネジレ付近で終了したため、寄付き後から値動きは注視される。また、24時間SMA(緑線)がサポートラインとなるかも注目点となる。
NY金先物市場は1522.80-1543.30ドルのレンジ相場となった。市場予想を下回った9月米消費者信頼感指数や同月リッチモンド連銀製造業景気指数の発表をきっかけに、リスク回避の動きが強まった。トランプ米大統領が国連演説において名指しで中国やイランを批判し、それぞれの国との関係悪化も懸念されて安全資産の金に資金が向かった。為替相場のドル安も支えに金先物は1540ドル台で強含んだ。
価格帯別出来高では、もみ合いながらも出来高が増加してきていることから、今後も出来高が膨らんでくるかが注目点となる。5,200円近辺で出来高が多いことから、上値が重くなると利益確定売りが入りやすく、上値の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの情報でMACDがシグナルを下抜けしたものの、明確な下落トレンドは出ていない。しかし、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、価格は上昇したにも関わらず%DとSlow%Dは上値を切り下げるダイバージェンスしており、下落の前兆となりやすいので注意が必要となる。
東京金の日足では、5日SMAの5,222円上方に位置しており短期的な上昇基調は継続している。そのため、下押しでは5日SMA、10日SMA5,197円、25日SMA5,193円がサポートラインとして意識される。NY金先物市場はリスク回避の動きから米長期金利が低下したことや、ドル安となったことで買いが優勢となった。現状は下げ材料は見られないことから、押し目買いで底堅い展開が予想される。為替市場では、107円前半での動きとなっているものの、過度な円高懸念は見られない。そのため、107.00近辺では底堅い展開となりやすい。
本日の注目点では、60分足ではストキャスティクスでダイバージェンスが発生しており、一旦下落基調となりやすい。しかし、日足では5日SAMの上方に位置しており、上向きを維持していることから、押し狙いの目線で見ていきたい。
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