★8月7日以降の東京金60分足では、雲の上方で24時間SMA(緑線)がサポートとなり底堅く推移している。ただ、雲の厚みが薄くなることから、抵抗帯としての機能が低下することで、雲の上下に抜けやすくなる。
NY金先物市場は1504.50-1534.90ドルのレンジ相場となった。低調な結果となった中国や欧州の経済指標を受けて、安全資産の金には買いが先行した。また、昨日は過度な警戒感が後退した米中通商摩擦だが、協議の進展見込みが高いわけではなく、金融市場は再びリスク回避姿勢に傾いた。また、中国経済の減速懸念、米長期金利の低下、米株が下げ幅を拡大するのを眺めて、金買いが強まった。
価格帯別出来高では、出来高が多い価格帯がサポートして意識されており、下支えしている。ただ、利益確定売りが出るほどではないことから、しばらくは新規の売買が交錯する可能性が高い。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートラインとして意識され再び上昇基調となった。ただ、MACDとシグナルのかい離幅が縮小しており、上昇の勢いは強くない。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準で%DがSlow%Dを下抜けしてきており、短期的な下落調整を示現している。
東京金の日足では、5日SMAの5,126円を上回っており、5日SMAと10日SMAが上向きを維持していることから短期的には上昇基調が継続している。NY金先物も米長期金利の大幅低下や米国株の大幅下落などリスク回避の金買いにつながりやすい地合いとなっている。ただ、米国株失速すると、米国株の損失覚悟のロスカットする一方で、利益が出ている金の利益確定売りの相殺売買も入りやすいことには注意が必要となる。為替市場では、米国株が今年最大の下落幅になった割には、105円後半で推移しているなど底堅さが感じられる。ただ、地合い的にはリスク回避の円買いが入りやすいことには変わらない。
本日の注目点は、5日SMAを維持出来るかにある。また、株安・金安となるかも注目される。
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