FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲のネジレの変化に注意!

 

★7月15日以降の東京金60分足では、じり高を継続しているが寄り付き直後に一目均衡表の雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。押し目らしい押し目もなく上昇基調が継続していることから、底堅い展開となっている。

 

NY金先物市場は1806.60-1823.40ドルのレンジ相場となった。週末も各国での新型コロナウイルス感染が拡大していることや、欧州通貨をはじめとしたドル安により金先物価格は底堅い動きで、一時2011年9月以来となる1820ドル台まで上昇した。アジア市場で1806.60ドルまで売られたが、まもなく反転した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1823.40ドルまで買われた。そして、通常取引終了後もユーロ高を意識して1815ドルを上回る水準で推移した。

 

価格帯別出来高では、高値圏で出来高が少ないことから、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすい。そのため、出来高が膨らむかが注目される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共に上向きを維持しており、上昇基調が継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準でダマシを頻発しながらもみ合い相場となっている。ストキャスでは、明確なトレンドが発生するとこのようなダマシが多発する。

 

東京金の日足では、緩やかに上向きとなっている5日SMAの6,234円や10日SMAの6,224円がサポートラインとなり上昇基調が継続している。そのため、短期的には上昇トレンドが続いている。NY金先物市場でも、世界的に新型コロナウイルスの感染者が高止まりしていることから、リスク回避の動きが継続している。心理的な節目となる1,800ドルを維持しており、サポートとして意識されている。為替市場では、107円台前半での小幅な動きとなっており、東京金の下支えとなっている。ドルと円は同方向に動く相場展開となっていることで、ドル/円相場は相殺される動きとなり値動きが小さくなっている。

本日の注目点も、5日SMAと10日SMAを維持しながら、7月9日高値6,273円を上抜け出来るかにある。ただ、高値圏で出来高が膨らんでこないと、6,273円が上値目処となりやすいく、利益確定売りに押される展開になりやすい。そのため、出来高の増加がポイントとなる。

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