FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲のネジレで相場が加速!

 

★8月20日以降の東京金60分足では、雲のネジレ近辺から相場が加速する展開となった。一旦上昇の勢いが鈍化すると、買い方からの利益確定売りが強まったものの、引けに掛けて高値圏で底堅い展開となった。寄付き以降再び雲のネジレがあるので、加速や反転などの相場の節目になりやすいので注意が必要となる。

 

NY金先物市場は、ドルが底堅い展開だったことで弱含んで推移していたが、中国が米国に対して報復関税を課すことを発表した後は一転し、金先物に買いが集まった。中国の発表後の上昇は小幅だったが、その後トランプ大統領が『中国は要らない』『中国の報復関税に対しての対応を発表する』と怒りのツイートを発してから、資金の流れが安全資産へと急激にながれたため金先物の上昇幅が広がった。

 

価格帯別出来高では、急騰したことからストップロスを巻き込み出来高が急増した。ただ、急騰したことで出来高の少ない価格帯が発生した。そのため、出来高の少ない価格帯では振れが大きくなるので注意が必要となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けMACDが上向きとなっていることから、上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、高値圏で%DがSlow%Dを再度上抜けしてきており、もみ合う展開となっている。

 

東京金の日足では、5日SMAと10日SMAがレジスタントなり下押しする展開となっていたが、両線を一気に上抜けたことで再び上昇基調が強まった。5日SMA5,129円と10日SMA5,137円を維持し、再び5日SMAが10日SMAを上抜けするゴールデンクロス出来るかが注目される。NY金はドルインデックス指数が大幅に下落したことや米長期金利の急低下と米国株の大幅下落を受けて急伸した。米中貿易摩擦が激化が週明けも継続するようなら、リスク回避の金買いが継続しやすい。ただ、為替市場では、円高圧力が強まっており、115円台を維持出来るかが焦点となる。

本日の注目点は、週末に中国政府が米国の関税第4弾に報復措置を発表したことで、再び米中貿易摩擦が激化してきた。そのため、安全資産としての金と米国債に買いがはいりやすい一方で、リスク回避の円買いが強まりやすい。東京金にっては好悪交える展開となっている。上値では8月16日高値5,194円を上抜けするかが注目される。一方で、下値では5日SMAと10日SMA維持出来るかが注目点となる。

 

 

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