★6月27日以降の東京金60分足では、下押ししたが3日に空けた窓を埋めたところで戻り基調となったものの、上値では24時間SMA(緑線)がレジスタンスとなっている。寄付きご雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は、1424.90ドルまで上昇後、一旦1414.70ドルまで下落した。昨日の引け後に、トランプ米大統領はハト派と知られる2名を米連邦準備理事会(FRB)理事に指名したことを明らかにした。金融緩和への期待感の更なる高まりに米債利回りは低下傾向を強め、金利が付かない金にとっては支持材料となり、金先物は時間外の東京午前に大きく上昇した。もっともNY勢が本格参入すると、祝日前のポジション調整の売りに上値を抑えられた。為替相場でドルがユーロに対して底堅かったこともドル建ての金先物の重しとなり、上げ幅を縮小して引けた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が下方にあるため、上値が重くなると利益確定売りが入りやすい。そのため、利益確定売りを吸収できる買いが入ってくるかが注目される。出来高が2極化しており、出来高が少ない価格帯では値動きが大きくなりやすいので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方から緩やかに下落基調となっているものの、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、上昇基調となっている。寄付き後の動きには注意。
東京金日足では、5日SMAの4,868円がサポートとして意識され下げ止まった。5日SMAと10日SMAは上向きを維持していることから、短期的な上昇基調は継続している。NY金は米国の利下げ期待が強いことに加え、米国債金利も低下傾向にあることから、底堅い展開となっている。為替市場では、米国の利下げ期待が根強く米債券金利が低下傾向にあり、円高進行となりやすい地合いにある。ただ、107円台後半で推移するなど、ドルも底堅く推移している。
本日の注目点は、5日SAMや10日SMAを維持出来るかが焦点となる。NY市場が独立記念日で休場となることから、全般動き難い展開とりやすい。
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