★8月15日以降の東京金60分足では、上値を120時間SMA(赤線)と雲の上限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。夜間取引に入ると雲のネジレがあり、反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。レジスタンスを上抜け出来るかが注目される。
NY金先物市場は1506.50-1518.40ドルのレンジ相場となった。株式市場が堅調に推移したことで、リスク選好の流れに乗り金先物価格は弱含んでいた。しかし徐々に利食いの買い戻しも入ったことで、前日と同水準で引けた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を一旦下抜けしたことで、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値の重石となりやすい。そのため、出来高が多い価格帯を上抜け出来るかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、明確なトレンドが出ていないことから、ゼロラインを挟んで上下に変動しており、ダマシが多発しやすので注意が必要となる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも緩やかに下向きとなっていることで、短期的な下落調整局面となっている。
東京金の日足では、5日SMAの5,140円がレジスタンスとなっており、本日上抜けできないと3日目となり、上値の重さが意識される。また、10日SMAとデットクロス寸前となっており、デッドクロスするようなら25日SMAの5,024円までの調整局面となる可能性もある。NY金先物も米国株が底堅い展開なっている一方で、米長期金利の低下も一服していることから、利益確定売りが入りやすい。ただ、23日のパウエル米FRB議長の講演を控えて動き難い展開となっている。為替市場では、米長期金利が反転したことで、106円台半ばで底堅い展開となっている。ただ、106.70円にはドル売りオーダーがあり上値追いにはなっていない。
本日の注目点は、5日SMAを上抜け出来るかにある。5日SMAがレジスタンスとなり3日目となることから、上値の重さが意識されやすい。また、5日MSAと10日SMAがデッドクロスすると、短期的な調整局面になりやすい。
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