★5月15日以降の東京金60分足では、寄り付き直後から雲のネジレがありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。心理的な節目となっていっていた6,000円を下抜けしたものの、5,963円まで低下した後はもみ合う展開となっている。再び6,000円を早々に回復出来るかが焦点となる。6,000円がレジスタンスとして意識されると、もう一段の下落調整となりやすい。
NY金先物市場は1715.30-1751.70ドルのレンジ相場となった。週初に1770ドル台へ上振れた後、高値圏をおおむね維持していたが、本日は利益確定の売りが優勢となった。ロンドン市場で1757.60ドルまで買われた後、1744.00ドルまで反落したが、ニューヨーク市場ではロンドンのフィックス近辺でドル高が強まると1715.30ドルまで一段安となった。1750ドル近辺で利益確定を狙った売りが観測されており、金先物は伸び悩んだ。ユーロ高が一服したことも意識された。
価格帯別出来高では、上値に出来高が多いことからもう一段下落すると、買い方からの手仕舞い売りが出やすい。また、戻り場面では、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜けしたものの、MACDが横ばいとなっており、下押しバイアスは鈍化してきている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、価格は下押ししたものの、下値を切り上げる動きとなる強気のダイバージェンスが発生しており、短期的には戻り基調を示している。
東京金の日足では、5日SMAの6,031円を下抜けしたものの、10日SMAの5,963円がサポートとなり下支えする展開となっている。そのため、再び5日SMAを回復できるのか、それとも10日SMAを下抜けするのかが焦点となる。10日SMAを下抜けしても、下値では25日SMAの5,907円が位置しておりサポートとして意識される。NY金も高値圏で推移していたことから、利益確定売りに押される展開となった。ただ、米中対立激化への懸念も残っており、大幅下落調整にはなりにくい。為替市場では、107円台後半からの上値は重いものの、日銀の追加緩和観測もあり円買いを抑制している。
本日の注目点は、再び心理的な節目となる6,000円台や5日SMAを回復できるのか、それとも10日SMAを下抜け下落調整が継続するのかが焦点となる。
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