★11月18日以降の東京金60分足では、心理的な節目となる5,100円で下げ止まる展開となっている。そのため、明確に5,100円を下抜けるようなら、失望的な手仕舞う売りが入る可能性がある。一目均衡表の雲の下限がレジスタンスとなり上値を阻まれ、その後は下落基調となった。5,100円を維持出来るかが注目される。
NY金先物市場は1478.30ドルから1468.10ドルまで下落した。ドイツやユーロ圏の11月製造業PMIの上昇を受けたユーロ高・ドル安をきっかけに買いが先行したほか、香港問題を背景とした米中関係の悪化や、米中通商協議への警戒も買い材料視された。しかし、良好な米経済指標を受けて為替相場でドル高が進むと、ドル建ての金に割高感が生じ売り戻された。また、トランプ米大統領の『米中通商合意が非常に近い可能性がある』との発言もあり、売りが強まった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が上値にあり戻り場面では上値の重石となる。また、5,100円近辺での出来高が少ないことから、出来高が膨らむかが注目される。下抜けすると上値での買い方からの手仕舞い売りが入りやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識され、下押しする展開となった。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感が出ており、戻り基調となるか注目される。
東京金の日足では、100日SMAの5,100円がサポートラインとして意識されている。一方で、上値では5日SMAの5,121円や10日SMAの5,115円がレジスタンスとなり、上値を抑える展開となっている。NY金は好調な米経済指標やドル高が上値の重石となっている。また、米中通商協議の進展期待も根強くあり、上値を抑えれる材料となっている。為替市場では、108円台後半では上値が重くなるが、108円台前半では下値も堅い展開となっており、方向感のない108円台のレンジ相場となっている。
本日の注目点では、100日SMAと心理的な5,100円を下抜けるのか、それとも踏み留まるのかが焦点となる。上値には出来高が多くあり、下げ足を速める動きになりやすい。
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