FITS エコノミックレポート

東京金60分足では徐々に下値切り下げ!

 

★6月12日以降の東京金60分足では、5,900円台のレンジ相場は変わっていないが、徐々に下値を切り下げる展開となっている。雲の上下限を簡単に上抜け・下抜けする展開となっており、方向性を欠く展開となっている。本日もお昼前後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

NY金先物市場は1722.70-1749.20ドルのレンジ相場となった。新型コロナ感染の第2波への警戒感でリスク回避のドル買いが進み、ドルが対ユーロなどで上昇し、ドルの代替資産とされる金は売りに押された。ロンドン市場で1749.20ドルまで買われたが、利食い売りが観測されており、伸び悩んだ。ニューヨーク市場では1730ドル台で上げ渋る展開となり、一時1722.70ドルまで下落した。 

 

価格帯別出来高では、レンジ相場が続いていることで、5,950円前後に出来高が膨らんでおり、上下に振れると大きな動きになりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインを挟んで横ばいとなっており、ダマシを頻発しながらトレンドレスの状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、上値・下値を切り下げながら上下に振れる展開となっており、弱含みの兆候となっている。

 

東京金の日足では、25日SMA5,977円が連日レジスタンスとして意識されている一方で、5日SMAや10日SMAがサポートとして下支えする展開となっている。徐々に値幅も小さくなる展開が続いており、上下に振れると大きな動きになりやすい。NY金も1,700ドル台前半でもみ合い相場が続いており、東京金同様に動きだすと大きな動きになりやすい。為替市場では、106円半ばでは底堅い展開となっているものの、107円台では上値の重い展開となっている。米国において新型コロナウイルス感染『第2波』の懸念が高まってきていることから、ドルの上値も重くなっている。そのため、為替面からは東京金の上値を抑える展開となっている。

 

本日の注目点は、引き続き25日SMAを上抜けできるのか、25日SMAの上値の重さが意識され下落調整場面となるかが焦点となる。

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