★5月7日以降の東京金60分足では、心理的節目だった5,900円を上抜けると上昇幅を伸ばす展開となった。高値圏でもみ合いながらも、引けにかけては高値引けとなる強い基調のまま終了した。24時間SMA(緑線)がサポートラインとなるかが注目される。
NY金先物市場は1716.00-1746.50ドルのレンジ相場となった。前週分の米新規失業保険申請件数は298.1万件と予想より悪化し、8週間での申請件数は合計で3600万件を上回った。新型コロナウイルス感染拡大による経済的打撃の深刻さが浮き彫りとなり、安全資産の金には買いが集まった。また、米中対立は解消されていないことや、米長期金利の伸び悩みなどを意識された。米国株の持ち直しにより伸び悩む場面もあったが、下げ幅は限定的だった。
価格帯別出来高では、5,850-5,900円近辺で出来高が多いことから、買い方に含み益が発生している。そのため、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共に上向きを維持していることから、上昇基調が継続している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感が出ていることから、上値の重さが意識されると、下押しバイアスが強まる可能性がある。
東京金の日足では、5日SMAの5,890円、10日SMAの5,857円、25日SMAの5,860円がサポートとなり上昇基調が継続している。再び心理的節目となる6,000円トライとなる。NY金先物市場は、米景気の先行き不透明感や米中関係への懸念が強まったことで、相対的に安全資産として買われている。景気や米中関係は直ぐに改善回復することがないことから、当面NY金は底堅い展開が予想される。為替市場では、このところややドル売り・円買いが強まりかけていたが、トランプ大統領のドル高支持発言によって、過度な円高は回避される。
本日の注目点は、サポートラインに支えられながら心理的な節目となる6,000円を目指す展開となるかが焦点となる。米長期金利も低下していることや、為替市場でも再び107円台回復したことから、東京金の下支えとなりやすい。
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