★11月27日以降の東京金60分足では、レジスタントして意識されていた4464円を上抜けると、一時4493円まで上昇した。4493円近辺では3時間もみ合いとなったが、上抜け出来なかったことで、引けにかけてはじり安で終了した。各移動平均線は緩やかに上昇基調を維持している。
NY金先物市場は一時1240.40ドルまで買われた。NY勢が本格参入すると、米長期金利の伸び悩みや原油高を意識した買いが入った。米国株式の大幅上昇を意識して買いは一服したが、『1230ドル近辺には押し目買い興味は残されている』との声が聞かれた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上回ってきていることから、一旦上値が重くなると利益確定売りが入りやすい。そのため、高値圏での出来高が増えてくるかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で、MACDが下向きとなってきていることから寄り付き後にデッドクロスするかが注目される。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%Kと%Dが買われ過ぎ域から下向きとなっていることで、短期的な下落基調となりやすい。
東京金の日足では、レジスタンスとして意識されていた200日SMAを上抜けしたことで上値が軽くなった。しかし、上値では260日SMAの4502円がレジスタンスとして意識されそうだ。ストキャスティクスでは%K:84.41、%D:79.18とやや過熱感が出てきているものの、両線とも上向きを維持している。NY金は米ドルインデックス指数や米長期金利が低下したことで、買いが入りやすい地合いとなっている。為替市場では、リスク選好の動きとなっているものの、ドル/円では113円台半ば近辺での値動きとなっており、114円台の上値の重さが意識されている。
200日SMAを上抜けしたことで、一転してサポートとなるかが注目される。また、上値では260日線を上抜け出来るかも注目点となる。
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