★8月5日以降の東京金60分足では、大幅下落後の調整的な買いが入り上昇したものの、6,700円がレジスタンスとして意識され、引けにかけては上値を切り下げる展開となった。寄り付き後は、一目均衡表の雲に接することからどのような動きになるか注目される。また、24時間SMA(緑線)が引き続きサポートとなるのか、それとも下抜けするのかがポイントとなる。
NY金先物市場は1874.20-1961.00ドルのレンジ相場となった。昨日は2000ドルの節目を下抜けて調整の売りが大きく進んだが、歴史的な水準への上昇に対するやや大きめな調整の範囲となった。追加的な売り要因は乏しく、本日は下げ渋った。アジア市場で1874.20ドルまで売られたが、ロンドン市場の朝方にかけて1950ドル台まで戻した。ただ、その後は上げ渋り、1961.00ドルまで買われた後に1919.70ドルまで反落した。換金目的の売りは一巡したが、米長期金利の上昇を意識して金先物の上値は重くなった。
価格帯別出来高では、6,700円の直前でもみ合いながら出来高が膨らんだものの、上値を切り上げることが出来なかったことで戻りの上値の重さが意識される。戻り場面では、買い方からの『やれやれ売り』も出やすく上値を抑える展開となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがレジスタンスとして意識され、上抜け出来ずに下向きとなっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、高水準で%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、下押しバイアスが強まっている。
東京金の日足では、25日SMAの6,483円がサポートラインとして意識され、戻り基調となった。しかし、下向きの5日SMAの6,776円や10日SMAの6,750円が戻り目処として意識され上値が重くなっている。NY金も、売り一巡後は戻り基調になったものの、米長期金利の4日上昇が重石となり上値の重い展開となった。為替市場では、米長期金利の上昇からドルの買い戻しが強まったものの、107円台での上値の重さが意識された。ただ、円安基調が強まったことで、東京金の下支えになった。
本日の注目点では、再び5日SMAや10日SMAを上抜け出来るのか、それとも上値の重さが意識され25日SMAの下抜けトライとなるのかが焦点となる。米長期金利が上昇してきていることから、金買いの重石となりやすい。
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