★5月30日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとなり上昇基調が継続した。各SMAがかい離幅を徐々に広げながら上昇基調が継続している。ただ、4,650円がレジスタントして意識されており、本日上抜け出来るかが注目される。
NY金先物市場は1329.30-1348.90ドルのレンジ相場となった。米国株式の続伸を意識して上げ幅は縮小したものの、米国金利の先安観は強まる展開となっており、金先物は底堅い動きとなった。米中貿易摩擦の激化懸念を背景とした地合いが継続した。
価格帯別出来高では、4,650円での滞空時間は短時間となったものの、一気に出来高が増えた。売り手からの手仕舞いによる買い戻しが入った可能性がある。出来高の少ない価格帯が多くなっており、この価格帯では値が上下に変動しやすいので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方に位置していることから、基本的には上昇基調は継続している。ただ、わずかに価格は上昇したものの、MACDは上値を切り下げるダイバージェンスが発生していることには憂慮しておく必要がある。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け再び両線とも上向きとなっていることで、短期的には戻り基調が継続している。
東京金の日足では、注目されていた75日SMAの4,610円を上抜けした。ただ、4月11日の直近高値の4,662円が視界に入ると押し戻される展開となった。この高値を上抜けすると、高値切上げとなり上昇トレンドが確認される。NY金はドル高・株高にも関わらず底堅い展開となった。米5月ADP全米雇用報告が市場予想を大幅に下回ったことで、週末の米5月雇用統計もネガティブサプライズとなる可能性もあり、先行きの金利低下の思惑も浮上している。資金は安全資産とされる米国債券に移っているが、債券金利もかなり低下したことから、代替商品である金へも資金が流入してきた可能性が高い。為替市場では、108円台前半から半ばで推移する方向感の欠いて展開が続いている。
本日の注目点は、75日SAMを維持しつつ直近高値4,662円を上抜けしてくるかが焦点となる。再び75日SMAを下抜けすると上ヒゲの長い陰線となり、逆に上値の重さが意識される。
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