FITS エコノミックレポート

東京金60分足では底値圏で小動きの展開!

 

★12月3日以降の東京金60分足では、5,090円前後で底這いの展開となっている。今週は重要イベントを控えていることから、イベント結果を見極めたとの雰囲気が強く全般様子見ムードとなっている。東京金が失速したことで24時間SMA(緑線)とかい離幅があったが、値動きが横ばいとなったことで24時間SMAが追いついてきた。現在はレジスタンスとし意識されているが、上抜け出来るようなら短期的な戻り基調になりやすい。

 

NY金先物市場は1463.00-1469.80ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)定例理事会、英総選挙や米国の対中追加関税の発動などを控えていることで、様子見ムードが強かった。ただ、米主要3指数が揃って反落となった流れから、リスク回避目的の資金の一角は金先物に向かった。

 

価格帯別出来高では、5,090円前後でもみ合いながらも出来高が膨らん出来ていることから、押し目買いが続いていることを示している。金価格が失速したことから、上値で出来高が少ないため、値動きが上下に振れやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに戻り基調となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下落基調が続いている。横ばいもみ合いとなっていることから、MACDはダマシが出やすいためストキャスティクスの%Dが上向きになるまでは下落基調が続く可能性もある。

 

東京金の日足では、徐々に上値を切り下げ100日SMAを下抜けしていることから、下押しバイアスが強いので買い方は注意が必要となる。上値では、5日SMAの5,128円、10日SMAの5,125円、25日SMAの5,126円、100日SMAの5,128円が目先のレジスタンスとして意識される。NY金も重要イベントを控え様子見ムードが強く一旦方向感を欠く展開となっている。為替市場でも、ドル/円は108円台半ばでのもみ合いが続いており、イベント待ちの様子見ムードが強くなっている。

東京の日足では、重要イベントをにらみながらの展開が予想される。上にも下にも振れやすいので、注意が必要となる。ただ、東京金の場合は上値に各SMAが位置しており、レジスタンスとして意識されやすく上値の重石となりやすい。

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