FITS エコノミックレポート

東京金60分足では寄り付き直後に雲ネジレ!

 

★6月26日以降の東京金60分足では、雲の下限がレジスタンスとして意識される一方で、72時間SMA(青線)がサポートラインとなり下支えする小動きの展開が続いた。寄り付き直後に一目均衡表の雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。下押しの際は緩やかに上昇している120時間SMA(赤線)がサポートラインとなり下支えしている。寄り付き直後に雲を上抜けできるのか、それとも下押しするのか注目される。

 

NY金先物市場は1766.30-1791.70ドルのレンジ相場となった。米雇用統計の改善は、リスク回避資産とされる金の重石となったが、コロナ第2波への懸念は根強く、買い優勢で引けた。米フロリダ州で日別の新型コロナウイルス新規感染者数が1万109人と過去最多になったほか、香港情勢をめぐる米中対立など依然として不安要素が多い。 

 

価格帯別出来高では、上下に出来高の多い価格帯があり、それぞれ抵抗体となりやすい。また、出来高の少ない価格帯では、値動きが大きくなりやすいので注意が必要となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルとゴールデンクロスして、ゼロラインを上抜けしてきたことから上昇基調が継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感が出ているものの、横ばいの動きとなっている。寄り付き直後の動きに注目となる。

 

東京金日足では、上向きの10日SMAの6,095円がサポートとなり、再び5日SMAの6,140円を上抜ける展開となっている。そのため、短期的には上昇基調回復となっている。NY金は、リスク選好の動きはあるものの、新型コロナウイルスの感染拡大や香港情勢をめぐる米中対立など不透明感が強いこともあり、底堅い展開となっている。為替市場では、107円台半ば前後での推移となっておりレンジ内での値動きとなっている。

 

本日は米国市場が独立記念日の振替休日となる連休となることから、相場全体に動意が鈍る展開となりやすい。日足では5日SMAを回復してきたことから、短期的には上値追い基調となってきた。また、60分足では寄り付き直後から雲のネジレがあり、相場の節目となりやすいことが注目される。

 

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